ベイエリアでの出産について(その2)
しばらく空いてしまいましたが、前回の続きです。
ベイエリアでの出産について - Shaunのアメリカ駐在記録
出産準備
- Childbirth preparation classへの参加
出産について学習するクラスです。必須ではありませんが個人的に受講して良かったと思います。すぐに定員に達する上、出産予定日の4-6週前の受講が推奨となっているため早めに予約が必要です。
2日間のセッションになっており、私が参加した会は金曜の夜に3時間、土曜の昼間に6時間(+昼休み1時間)の計9時間の講義でした。
初日は自然分娩についての講義(出産ビデオもあります。モザイクなしです)、2日目は無痛分娩についての講義(これもビデオありです)と実際の分娩室と出産後の入院部屋のツアーです。
この時の講師の方に出産後の入院時に会え、無事に産まれたのね!と覚えてくれていたのも嬉しい一幕でした。
出産
- 病院到着まで
陣痛が5分間隔になったら病院へ行きます。上記Childbirth preparation classでしつこいぐらい5-1-1 rule (陣痛が5分間隔、1分継続が1時間続いたら病院に行く)を教わりますが、見てるほうはハラハラします。
El Camino Hospitalの1階(夜間)または2階(昼間)の警備員さんに産まれそう!と伝えると嬉しそうに手続してくれます。その後分娩エリアにある受付で早速書類仕事があります。誕生日や氏名、Due date、担当医を伝えればOKです。 - 病院到着直後
残念ながら分娩室には直行せず、大部屋で検診があります。
陣痛モニタのようなものを取り付けて看護師が色々とチェックします。うちはこの時の子宮口チェックで破水したため、今日は帰らなくて済みそうだよ!と笑顔で言われました。何かが違う気がするけれど、今日産まれるんだなぁ感はありました。
その後産婦人科の先生(たまたま井上先生が夜勤でした)の検診があり、看護師の発言の通り分娩室へ移動しました。 - 分娩室移動後
早速書類仕事です。下記のような書類にサインすることになります。
- 退院時にはカーシートが必須、取付等は病院は面倒見ないので自力でやること
- 産婦人科医は常駐していないので緊急時に即対応ができないこと
- 出産費用は保険会社とあなたに請求する
- 出産まで
心拍計がワイヤレスに変更になり、"Tecnology"と看護師と笑い合う
オーダーしていないお昼ご飯がやってくる
(当然妻の分のみ、付き添いの人は隣の建物のカフェテリアに行くか近所のNijiya等スーパーに買いに行くか。)
無痛分娩の麻酔(エピデュラル)開始の時間について相談する = 陣痛が1分間隔になって我慢できないレベルになったぐらいが良いとのこと - 麻酔開始
陣痛の感覚は安定しないが痛みがつらいとのことで麻酔を始めることに
なぜか旦那は見ない方が良いよ!と言われカーテンの奥に隠れさせられました。
確かにChildbirth preparation classで見た麻酔の針は信じられない太さだったので正直見たいものではなかったのですが、そもそも出産立ち会うならこれぐらい耐えられるんじゃないかと今なら思います。
麻酔をお願いしてわずか30分で痛みが全く無くなったそうで、麻酔科医が神に見えると言っていました。しかもさらに20分後には熟睡していました。 - 出産開始
今日は産まれないかねぇと妻が夕飯を食べ、自分はカフェテリアのハンバーガーを食べ終わったころ、看護師がおもむろに子宮口を確認、"10!"と言い出していきなり出産開始。ちなみに分娩室に入ってから退院するまで、ずっと私服+土足で消毒など一切無し。 - 出産
色々な人に言われる"旦那は足押さえる要員にカウントされている"は事実でした。
色々な人に言われる"旦那がへその緒を切る"も事実でした。
意外と何とかなります。 - 出産の余談
担当の産婦人科医がラテン系の女医さんでなかなか頼りがいのありそうな格好良い方でした。 - 入院部屋に移ってから
長くなったので分けます。